守のひら道とばを筋
時は幕末。血気盛んな勤王の志士たちが母のように慕う女性がいた。新しい時代をつくるために自分が信じる道をひとすじに貫いた人だった。歌人野村望東尼である。
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Nov 05, 2020
望東祭
望東尼の姫島牢屋生活を偲ぶ
今年の望東祭は例年にない小規模で開催されました。今年は思いもかけなかった巣ごもり生活を経験しましたが、そんな時ふと望東尼の姫島での牢屋生活に思いを馳せたものです。望東尼は、たった4畳ほどの牢屋から一歩も外に出ることなく、風雨にさらされながら、冬の間はろうそくや炭火で暖をとりつつ、和歌を詠んだり写経をしたり、手紙を書いたりして10か月を過ごしたのです。日頃からの心がけなくしてこのような謹厳実直な生活はできなかったことでしょう。
Sep 21, 2020
平尾山荘花だより
彼岸花~別名曼殊沙華~
今年は猛暑で彼岸花の開花も遅れるのかなと思っていましたが、秋分の日には、赤に交じってシロバナマンジュシャゲも咲き始めました.タマスダレの群生も見られます。ニシキギも色づき始めました。
Jul 14, 2019
4番山笠・大黒流
望東尼、博多祇園山笠の舁き山笠に飾られる
令和元年の大黒流れの表は馬上の高杉晋作。見送りは長州から福岡に逃亡してきた彼をかくまい支援した望東尼と博多商人石蔵卯平。新しい時代を切り開いた高杉らが7月15日早朝に櫛田神社の清道を疾走した。表題の「陰陽不倒処、一片好風光」とは、すべての対立を超越すれば、すばらしい世界が見えてくるということ。まさに望東尼の和歌「武士の大和心をより合わせ ただひとすじの大綱にせよ」です。
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